手:帯結びの際に、半分に折って使用する部分。最終的に結び目の中心にきます。
たれ:胴に巻き付け、帯を形作る部分。手以外のほとんどの部分がたれとなります。
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浴衣の着付けと帯結びレパートリー10選
少しずつ暖かくなり、浴衣を着て夏祭りなどに出かけたくなる季節が近づいてきましたね。
何度も浴衣を着ていると、帯結びのパターンが決まってきてしまいバリエーションが欲しくなりませんか。
同じ浴衣と帯でも、帯の結び方で印象が変えられます。
今回は、浴衣の帯結びについて紹介します。
涼しげな着姿が素敵な浴衣、帯結びにもこだわってワンランク上の着こなしを目指しちゃいましょう。
Contents
浴衣の着付けで準備するのも
・浴衣
・ウエストベルト(なければ腰ひも)
・コーリンベルト
・伊達締め
・半幅帯
・浴衣用帯板
・三重仮紐(帯のアレンジ方法による)
・肌着
・タオル2~3枚
・腰ひも2~3本
・着付けクリップ2~3個(なければ洗濯ばさみ)
浴衣の着付け方
手順1.
肌着を着てタオルで補正をする。
肌着は左を上にして合わせましょう。補正は、汗を吸ってくれるので暑い夏こそ使ってみてください。
ウエストに一枚、胸元に一枚、汗をかきやすい方は背中にも一枚使うのがおすすめです。
手順2.
浴衣を着る。
ウエストベルトの長さを合わせておきます。
補正をした上から浴衣を羽織ります。
着丈は、くるぶしくらいに合わせます。
上前は、左が上になるように合わせウエストベルトをしめます。
手順3.
衿を合わせる。
ウエストベルトをして折り返した部分のしわを取り、衿を合わせコーリンベルトでとめます。
後ろの衿は、握りこぶし分くらい開けましょう。
おはしょりの長さを決めて、見える部分がスッキリするように余分な布は伊達締めに納まるように調節し、伊達締めをします。
手順4.
帯を締めて完成。
浴衣の時は、帯の後ろやおはしよりも見えるので、きれいに整えましょう。
お好みで、浴衣でも帯締めなどを使ってアレンジするのもおしゃれです。
帯結びレパートリー
リボン結びアレンジ①
定番のリボン結び。
羽の大きさは肩幅くらいが標準ですが、体格や好みによって大きさを変えてみましょう。
帯の「手とたれ」について
リボン結びアレンジ②
こちらはリボンが2つできる結びです。
基本のリボン結びより凝った印象になり、リボンの大きさ自体は変わらず二段になってかわいらしくなります。
浴衣に合わせる半幅帯はリバーシブルになっていることが多いので、出す色を工夫するだけで雰囲気が変えられます。
作り方
手先は少し長めに残します。手先が上になるように結びます。
たれ先をリボンのようにたたみ、ゴムで留めておきます。
下の大きいリボンから作ります。
「リボン結びアレンジ①」を参考にたれ元からリボンを作り、手先をおろしてリボンの中心に一周巻き付け上に引き出しておきます。
たれ先で作っておいたリボンを上にセットします。
上に引き出しておいた手先を中心に巻き付けて帯の中(背中側)に入れ込み固定して完成です。
リボン結びアレンジ③
華やかな印象にしたい時におすすめなのが、ひだの多いリボン結びです。
三重仮ひもを使って作る、リボンの下にひだがたくさんある帯結びでとても華やかです。
花火大会やお祭りなどのイベントにおすすめです。
作り方
三重仮ひもを使う帯結びアレンジです。
手先でリボンを使ってゴムで留めておきます。
たれ元でループを作り三重仮ひもに挟みます。
そのループに手先で作ったリボンを通します。
余っているたれ先で羽を作っていきます。
まず、元の部分で羽を作り三重仮ひもに挟みます。
次に、残っているたれを先からじゃばらに折りたたんで三重仮ひもに挟み、ひだを整えて完成です。
リボン結びアレンジ④
こちらもリボンの下にひだのある結びですが、上の「リボン結びアレンジ③」よりもひだを大きくすることで、派手さを抑えてスッキリとした印象にしています。
作り方
手先でリボンを使ってゴムで留めておきます。
たれ元でループを作り三重仮ひもに挟みます。
そのループに手先で作ったリボンを通します。
ここまでは「リボン結びアレンジ③」の手順と同じです。
残っているたれの元の部分で、一枚羽を作り三重仮ひも2本に挟みます。
残りのたれは二回じゃばらに折り畳み、三重仮ひもに挟み形を整えて完成です。
リボン結びアレンジ⑤
こちらは、リボン系のアレンジですが、右側をだいぶ長くすることで、片側だけ流すように垂らすことができます。
ベースはリボンですが、大人っぽい印象になります。
上下に長くなるので背の高い方におすすめです。
作り方
手順は、「リボン結びアレンジ①」と同じで、羽のバランスを変えるだけなので、手軽なアレンジです。
リボン結びアレンジ⑥
こちらは、羽を大きめにして垂れるように結んだアレンジです。
背の高い方におすすめの帯結びです。
作り方
手先はやや短めでも良いです。
たれで肩幅くらいのリボンを作り、たれ先を上からかぶせます。
手先もバランスを見て余分な部分は背中側にしまい込み、上からかぶせます。
安定性が悪いときは、上からかぶせる二枚の中かリボンに巻き付けたところを中から抑えるように腰ひもで留めましょう。
お花アレンジ結び①
こちらは、手先とたれ先をお花のようにアレンジしたモチーフを使った帯結びです。
作り方
たれ先と手先にお花を作っておきます。
手先のお花を三重仮ひもに挟んで留めます。余った部分は整えて羽にします。
たれ先のお花も三重仮ひもに挟んで留めます。
たれの余っている部分は、羽にして三重仮ひもに挟んでバランスよく整えて完成です。
お花アレンジ結び②
こちらは、バラのようにアレンジした帯結びです。
とても豪華な雰囲気で人目をひきそうですね。
作り方
手先を斜めにじゃばら折りにし、丸めてゴムで留めるとバラのお花のようになります。
三重仮ひもに挟んでおきます。
たれ先で羽を作っていきます。三重仮ひも2本に挟みます。
二枚目も三重仮ひもに挟んでいきます。
最後の部分は、裏側が出るようにアレンジしてもおしゃれですね。
大人っぽい印象に 貝の口結び
大人っぽい印象になる結び方のご紹介です。
立体感のない結びなので、落ち着いた印象になります。
スッキリ、粋な雰囲気にしたい方におすすめです。
作り方
手先は約50㎝取ります。たれ先は、余分な長さは折りたたみます。
たれが上にくるように結びます。
たれをおろし、左へ折り返します。
そして、手先を左から右へ通します。
形を整えて完成です。帯締めを使うと崩れにくく、着物っぽさが出せます。
シンプルでキリっとした印象に 矢の字結び
シンプルでキリッとした雰囲気になる帯結びです。
すっきり着こなしたいときにおすすめです。
作り方
貝の口のアレンジ結びです。
リバーシブルで雰囲気の違う裏地を出すとおしゃれです。
折り畳んでしまうところのたれ先部分をおろしたアレンジです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、浴衣の着付けと帯結びアレンジについてでした。
浴衣も帯結びで雰囲気が変えられるので、気分を変えて楽しんでくださいね。
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