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☆大人への第一歩☆「成人式」のはじまりと意味~新成人へ込められた思い~
1月の第2月曜日は「成人の日」ですね。人生の節目である「成人式」。今回は気になる「成人式」の始まりや意味、今の形になった理由についてご紹介します。
「成人式」のはじまり
日本の成人式の起源は奈良時代からある男子は「元服(げんぷく)」女子は「裳着(もぎ)」とされています。服装や髪型を子供のものから大人のものに改める儀式で、対象年齢は12歳から16歳頃に行われたとされています。もともとは公家や武家など上流階級で行っていた習慣でした。
成人式が今の形になったのは、第二次世界大戦後の1946年11月22日に埼玉県蕨市で行われた「青年祭」がはじまりと言われています。当時は敗戦した日本の若者に、未来に希望を持たせるため行われました。政府がこの青年際に影響を受けて、1948年の祝日法で、「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」という目的の「成人の日」が1月15日に国民の祝日として定められました。(2000年より1月の第2月曜日に変わりました。)地域の新成人が男女とも一堂に会する現在の「成人式」の形となりました。当時は20歳が日本の成人年齢でしたが、2022年4月から18歳に引き下げられました。しかし、「成人式」は「はたちのつどい」などと名前を変えて20歳で行う自治体がほとんどのようです。
「成人式」の意味
日本では、冠婚葬祭という言葉がありますね。人間が生まれてから亡くなるまでの誕生・成人・結婚・葬の4つは人生の4大通過儀礼とされています。そのため、昔から「成人」になるということは人生の中でとても大切な祭事で、冠婚葬祭の「冠」にあたります。普段とは違う華やかな振袖やきちんと整えられたスーツを着ることによって、大人になったことを自覚するとともに、家族やお世話になった人へ成長した姿を見せ、感謝を伝える意味があります。記念写真を残すのも感謝の意味があるのかもしれませんね。女性が振袖という日本ならではの民族衣装で新成人を集めてお祝いをする成人式は、海外では珍しく関心が高いようです。地域の成人式には出席しなくても、お世話になった人へ感謝の気持ちは伝えたいですね。
「成人式」の開催時期が地域で違う理由
「成人式」は人生の中でとても大切な祭事ですが、日本の1月は真冬ですね。そのため、豪雪地帯などは時期をずらして開催する場合があります。1月の開催だと、振袖で雪の中を移動する不便さや、大雪のため交通手段が制限されてしまい地元から離れている人が出席できなくなってしまいます。それを防ぐため、豪雪地帯などでは、5月のゴールデンウィークや8月のお盆の時期に成人式が開催されています。地元から離れる人が多い地方の場合も、帰省しやすい時期に開催時期をずらして出席率を上げるための取り組みをしているのです。それだけ「成人式」は意味のある行事だと言えますね。
まとめ
いかがでしたか?今回は、「成人式」の始まりと意味についてでした。敗戦しても、若者に未来と希望を持たせようとしたお祭りがもとになっているということがわかりましたね。「成人」になるというとても大切なお祝いを地域の新成人で集まってするのは日本だけなのでぜひ楽しんでくださいね。
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