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【成人式振袖】短い、硬い帯でも簡単アレンジ～ママ振袖におすすめ帯結び6選～

成人式で、お母さまの振袖通称“ママ振袖“を着用されるお嬢様も多くいらっしゃいますよね。
帯もお母さまの時代の物を使おうとしたときに言われませんでしたか?
現代の物よりも“短くて硬い”から、帯結びが限られると。
でも、思い出の品だし振袖にも合っているし、使いたい。そう思う方もたくさんいらっしゃいますよね。
今回は、“短い・硬い”古い帯でもできる華やかでかわいい振袖にピッタリの帯結びを6種類ご紹介します。

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Contents

1 振袖で合わせられる帯について
2 今の帯と昔の帯の長さの違いと厚さ（重さ）の違いについて
3 硬くて張りのある帯でも羽を大きく華やかにアレンジ
4 短くても張りを生かして華やかにアレンジ
5 短い・硬い　帯でも華やかにアレンジ
6 硬くて厚めの帯はお太鼓系アレンジに最適
7 張りがあって薄い、短い帯をかっこよくアレンジ
8 硬めで短い帯で個性的にアレンジ
9 もっとボリュームが欲しいと思ったら

振袖で合わせられる帯について

まず、振袖に合わせられる帯についてご紹介します。
振袖は、第一礼装と呼ばれる格になりますので、袋帯を合わせましょう。
柄や色味がかわいいからと言って袋帯以外の帯は合わせないように気を付けましょう。
専門店で振袖一式を選ばれた方は帯の格の心配はないと思いますが、お家で一式をご準備される方はご注意くださいね。

今の帯と昔の帯の長さの違いと厚さ（重さ）の違いについて

お母さま世代やもっと前の世代の帯と現代の帯では、まず長さが違います。
現代の帯の長さは、4ｍ60ｃｍほどですが、“ママ振袖”帯の長さは長いものでも4ｍ30ｃｍほどです。近年では、振袖の色彩や柄が華やかになるにつれ、帯結びも様々な創作が開発されてきました。そのため華やかな帯結びに対応できるように、帯自体の長さが長くなってきているのです。
そして、華やかな見栄えにするために、帯結びのひだは細かくとるアレンジが多くなっています。そのため、柔らかさも必要になってくるのです。

硬くて張りのある帯でも羽を大きく華やかにアレンジ

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少し短くても硬くて張りのある帯だからこそ出る立体感です。
張りのある帯なので、羽が大きくできるのが魅力です。
羽が大きく見えるので、枚数が少なくても迫力が出ます。
左右で羽の種類を変えることで、メリハリが出るアレンジです。

作り方

こちらの帯は、長さが4ｍ30ｃｍほどの帯です。張りのあるやや硬めの帯です。
て先は40ｃｍから50ｃｍほどを残して巻き、おろしておきます。タレは左の一番大きい羽から作ります。
その続きは、帯幅半分の羽にして二段にします。タレ先は左の上の羽を作ったら、三つ山ひだにして三重仮ひもにはさんで固定します。
最後にて先を三つ山ひだにし、上にかぶせるようにします。て元を整えて、帯枕と帯締めで仕上げれば完成です。

短くても張りを生かして華やかにアレンジ

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少し短くても張りのある帯なので、羽に存在感がでます。
大きい羽が四枚できれば華やかさも十分です。
上からかぶせたて先の万葉ひだがアクセントになっていますね。

作り方

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こちらの帯は、4ｍ30ｃｍほどの帯です。張りのあるやや硬めの帯です。
て先は40ｃｍから50ｃｍほどを残して巻き、おろしておきます。タレは左の大きい羽2枚から作ります。
残りのタレで右の二枚を作ります。
最後にタレ先を万葉ひだにして三重仮ひもにはさんで形を整えます。帯が硬くて形が崩れそうな場合は、万葉ひだをゴムで留めておくのがおすすめです。

短い・硬い　帯でも華やかにアレンジ

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こちらの帯は、4ｍ15cmほどの帯です。短くて、硬い帯です。
帯の長さが短いですが、羽一枚一枚の大きさを少し小さくすれば羽の数は維持できるので、華やかさが保てます。
羽の大きさを一枚一枚変えると動きが出るのと、様々な身幅の方に合わせられると思います。

作り方

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て先は50cmほど残してさげておきます。
タレ元で左の帯幅半分の羽から作ります。次はタレ先を決めます。三重仮ひもで垂らす部分を半分にたたんで挟んで留めます。タレの残りの部分は、輪にして左右の羽にして留めます。
帯が分厚くて羽のひだが広がってしまう時は、羽一枚一枚を輪にしたゴムで留めるとひだが保てるのでおすすめです。
最後にて先を上にあげて大きめに羽を作って三重仮ひもにはさんで固定し、て元を整えて帯枕と帯締めを入れれば完成です。

硬くて厚めの帯はお太鼓系アレンジに最適

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こちらの帯は、4ｍ15cmほどの帯です。短くて、硬い帯です。
張りがある分お太鼓系の結びには最適です。

作り方

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こちらの帯は、4ｍ15cmほどの帯です。短くて、硬い帯です。
て先50cm～55cmで背中の羽二つをゴムを使って作っておきます。
次にタレ元を平らに整えて三重仮ひもを当てます。それから、て先で作った羽二つを三重仮ひもにはさんで固定します。
その後、タレ先で大きい左右の羽を作ってゴムでリボンのように留めます。そして、こちらも三重仮ひもにはさんで左右のバランスを整えます。帯枕を当てて全体を支えるように固定します。
最後は、残っているタレの輪を帯の下線に合わせるようにして腰ひもで仮止めをします。余った部分は中に折り返し、帯締めでおさえたら仮ひもは外し、全体を整えたら完成です。

張りがあって薄い、短い帯をかっこよくアレンジ

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こちらの帯は、短めで張りがありますが薄い帯です。
帯が薄いので、蛇腹折りが作りやすいです。さらに、張りがあるので形も作りやすいです。
羽の枚数は少ないですが、蛇腹折りが目立つのでかっこよく華やかな印象になるアレンジです。
短めの帯におすすめです。

作り方

ては50cmほどを帯幅半分に折り畳んで上にあげ、右側の衿に留めておきます。て元が動かないように三重仮ひもと初めに帯枕でおさえておきます。
続いてタレ元で左の一番大きい羽を作ります。
てを下ろして、帯幅半分の右側を折り返すようにたたみます。その先を三重仮ひもにはさみ、て元がループになるようにします。
タレの残りは先から蛇腹に折りたたみ、て元で作ったループに差し込みます。蛇腹に折りたたんだ元の部分をきれいに整え、帯締めで落ち着かせて全体の形を整えて完成です。

硬めで短い帯で個性的にアレンジ

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こちらの帯は、4ｍ30ｃｍほどの長さの帯です。やや短めです。
硬めで張りのある帯で作ると様になりますね。
蛇腹折りにすると帯結びが華やかに見えるので短い帯の時はおすすめのひだです。
てのアレンジを結び目のようにすると個性が出ますね。

作り方

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ては四分の一ほどにたたんで右の方に預けておきます。
三重仮ひもをかけ、タレ元で左の大きなひだを作ります。残りは蛇腹折りにして斜めに流れるように三重仮ひもでとめます。タレ元の輪に蛇腹折りを支えるように帯枕を入れます。輪をきれいに整えて帯締めで落ち着かせます。
最後にて先を三重仮ひもに巻き付けて形を整えたら完成です。

もっとボリュームが欲しいと思ったら

飾りを追加

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画像の帯のように柄が控えめな物だと、帯飾りなどを付けると華やかになりますね。
帯の長さや体型によっては羽の大きさが小さくなることがあるので、飾りを付けるのもおすすめです。
ずれたり落ちたりしないように、しっかり固定しておきましょう。

飾りひもを追加

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こちらは、飾りひもを付けました。シンプルな帯なので、色を加えると華やかになります。

布を追加

こちらは、羽の間に布を足しました。一枚の布を羽の間の三重仮ひもにはさみ込んでいます。
帯や着物の雰囲気に合わせた布などを足すと一気に華やかになります。

まとめ

いかがでしたか？
今回は、“ママ振袖”帯に多い、硬くて短い帯のアレンジのご紹介でした。
成人式の振袖は、他の着物とは違って豪華な帯結びを楽しむことができるのが魅力ですね。
振袖だからこそできる華やかな帯結びで、後ろ姿も素敵に演出していただけますよう、ぜひ参考にしてくださいね。
成人式を楽しんでくださいね。