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【成人式】ママ振袖サイズの確認☆ポイントを分かりやすく解説☆

成人式をお控えの皆様、振袖はもうお決まりですか?最近では、お母様やお姉様の振袖を受け継ぐというお嬢様が増えています。その場合、気になることの一つが寸法の問題ですよね。今回は、成人式でママ振袖を使うと決めた場合のサイズの確認の仕方について、ご紹介します。

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着物の寸法「尺」「寸」

着物用語は、「尺」「寸」という単位が基準になっていることが多いです。
1尺=約37.8㎝
1寸=約3.78㎝
10寸=1尺、10尺=1丈
参考までに、覚えておいてください。

寸法確認のポイント

きれいな振袖姿のためにはしっかりしたサイズ計測が大切です。振袖のサイズは、身丈・裄丈・袖丈・身幅の4つがポイントです。基本的に振袖は、多少のサイズ調整は着付けでできますが、もとの持ち主の方と身長が違う場合やぽっちゃり体型な人は仕立て直しなどの対応が必要となります。身長が同じでも必ず試着しましょう。できれば、専門店など採寸に慣れた人に測ってもらうのがおすすめです。

身丈・裄丈・袖丈とは

身丈とは

振袖レンタルは愛知の花舎
身丈とは、身丈には、「背からの身丈」と「肩からの身丈」の2種類があります。「肩からの身丈」と「背からの身丈」は繰越を割り出すのに使います。振袖が自分に合っているかの確認には「肩からの身丈」で確認しましょう。「肩からの身丈」に必要な寸法は、肩から床までプラスおはしょりで折り返す分(約5㎝)を合わせた総丈です。標準は身長と同じ長さです。たとえば身長160㎝の方には、身丈は約4尺2寸必要となります。ただし、ぽっちゃり体型の方の場合は、身体の厚みで生地が上がってしまうので身長プラス8~10㎝を目安にすると安心です。

裄丈とは

裄丈とは、肩幅と腕を合わせた長さです。振袖の背中の中心線(背中心)から袖の先までの長さです。

袖丈とは

袖丈は、袖の長さです。袖山から袂(たもと)の一番下までの長さです。振袖の袖丈の標準は身長×0.7です。身長160㎝で110㎝くらいとなります。柄合わせなどによって前後します。

身幅について

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身幅は、前幅(まえはば)と後幅(うしろはば)、衽幅(おくみはば)に分かれています。身体に合っているかのポイントは、背中心をきちんと合わせて着装し、手を自然におろしたところに左右とも脇線がくることです。脇線がおろした手よりも後ろにくる場合は寸法が小さいことになります。ピッタリな寸法は、後幅+後幅+前幅+衽幅=身幅で、ヒップ(一番幅があるところ)プラス5㎝くらいです。しかし、振袖は柄合わせを重視するので、少しずれることもしばしばです。そして、成人式のように動くことが多い場合は少し余裕がある方が着崩れにくいでしょう。着物の寸法が小さすぎると、前合わせがはだけてしまうので仕立て直しが必要です。

着物寸法のはかり方

用意するもの

・着物が平らに広げられる場所。
・衣裳敷(着物が汚れたり、傷ついたりするのを防ぐために敷きます。)
・ものさし(メジャー)

身丈のはかり方

身丈には、「背からの身丈」と「肩からの身丈」の2種類があります。「背からの身丈」は背中心の縫い目にそって裾までまっすぐ長さを測ります。「肩からの身丈」は肩山から裾までまっすぐ長さを測ります。

裄丈のはかり方

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肩山と袖山を折山できちんと揃えて平らに置きます。肩山をきちんと作り、衿を抜き繰越を抜きます。袖もきちんと揃えておきましょう。測るのは抜いた衿と背中心の交点から袖の先までです。

袖丈のはかり方

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袖の丈の長さを測ります。袖がたるまないように袖山をきちんと整えてから袂の底までの長さをまっすぐ測ります。

身体のに合った寸法の割り出し方

身丈の割り出し方

身丈の標準は身長と同じ長さです。着物の身丈が短いと、おはしょりがとれず綺麗に着ることができません。また、ふくよかなど体型によっては標準の寸法でも丈が足りないこともあるので、必ず試着して確認しましょう。

裄丈のはかり方

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裄丈は腕を45度くらいの角度でおろして測ります。首の後ろの付け根のぐりぐりした骨から肩の上を通り、手首のぐりぐりした骨がかくれるくらいまでの長さを測ります。左右差がある場合があるので両側とも測っておきましょう。裄丈は短すぎると腕が出てしまいます。長すぎると子供っぽく見えたり、借り物のような印象になってしまいます。着物の裄丈を伸ばす場合、生地が足りない場合があります。昔のものだと、反物の幅が短く伸ばしたい分の長さがない場合があります。(裏地も含めて)そのため、裄丈が短い場合は、専門店で調べてもらうのがおすすめです。

袖丈のはかり方

振袖の袖丈の標準は身長×0.7なので、身長がわかれば大丈夫です。しかし、標準の袖丈でも、華奢な方は長くなってしまったり、ふくよかな方は短くなってしまうことがあります。体型によってきれいに見える袖丈が標準からずれることがあるので、試着してみるのがおすすめです。

身幅のはかり方

ヒップを測りますが、一番ふくよかなところを測ります。太腿が張っている方は太腿部分を測ります。

身体と着物の寸法が違った時

身丈

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身丈の標準寸法は身長ですが、標準体型の方で±5㎝くらいなら通常着付ができると思います。ブーツなど草履でないものをはく場合は着物の身丈は短くても大丈夫です。また、コーディネートで着物の中にレーススカートを合わせるなどでも着物を短く着付けることになるので、着物の身丈は短くても大丈夫です。着物寸法が短くて、通常着付が事したいとなると、寸法直しが必要となります。

裄丈

裄丈は±2㎝程度なら許容範囲かと思いますが、裄丈が短すぎる場合、寸法直しをしなくても上の画像のように袖口にレースなどを付けると腕が出るのをふせげます。昔の着物の裄丈を伸ばす場合や裄丈を短くしたい場合は、専門店で調べてもらうのがおすすめです。

袖丈

振袖の象徴ともいえる長い袖丈。振袖の袖丈の標準は身長×0.7ですが、試着してみて袂の底が床から15㎝ほど浮いているくらいがちょうどいい長さです。許容範囲は±5㎝程度でしょう。長い場合は、段の高い草履を履いて床からの距離を作れば対応できる場合もあります。袖丈が短すぎる場合は寸法直しが必要です。

身幅

身幅の許容範囲は±10㎝程度でしょうか。洋服のようにサイズが決まっているわけではないので、許容範囲が広いです。着物の身幅が小さいまま着用する場合は、小股で歩くなどの工夫をしてはだけたり着崩れたりしないよう身のこなしを気を付けましょう。許容範囲よりも着物の身幅が大きすぎる、小さすぎる場合は寸法直しがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?今回は、ママ振袖を着る場合の寸法の確認の仕方やポイントについてでした。着物は洋服ほどサイズが固まっていませんが、それでも、身長が10センチ以上違うなど元の持ち主の方と体格が違う場合は寸法直しやコーディネートの工夫などの対応が必要です。お嬢様の成人式はママ振袖でとお考えでしたら、ぜひ早めに確認して見てみてくださいね。

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