振袖BLOG
振袖のお役立ち情報を発信中
ママ振袖の丸洗い・シミ抜き~ママ振袖だって、キレイにして気持ちよく着こなそう~
ママ振袖を着ることになったら・・・
寸法の確認と一緒に確認しておきたいのは・・・
そう、汚れの確認です!!
せっかく、色や柄も気に入ってお母様の振袖で成人式に出ようと決めたのに・・・
汚れてる!!!
汚れは、時間がたつと目立ってくるものです!!!
お母様が着たときは全く気にならなかったところが、
え~!!汚い!!なんてこともよくあります。
今回は、そんな汚れが出やすい所、対処の仕方についてです。
まず、シミの原因って?
たくさん汗をかいた!
これが一番多いかもしれません。
汗をたくさんかいて、長い間放置してしまうと、
黄ばみを引き起こしてしまいます!!
脱いだばかりの時は、目立たなかったのに、
久しぶりに広げたら、脇や、胸元、背中、帯の下・・・
着物は肌着や長襦袢、帯、帯〆など、あれだけ重ねて着ているのだから、
意外と知らないうちに汗がしみ込んでいるのです!!
衿に、ファンデーションが付いてしまった!
普段はあまりしない人も、着物の時はしっかりメイクですよね。
そして、振袖の衿は後ろは抜いているけど、前は意外と詰まっているので、
友達としゃべったりしていると、衿にファンデーションが付いてしまうことがあります。
カビが発生してしまった!
湿気により、発生してしまうカビ・・・
着物にカビが生える原因は、高温多湿な日本の気候が大きな原因の一つです。
そして、着物の生地に使われている「地糊」が湿気によってカビの温床となってしまうのです。
気になる保管の仕方はまた今度・・・
何かがついて汚れた!
結婚式など、着物でお食事をされる機会もありますよね。
こんなところに!いつの間に!何がついたの?
ワインやソースをこぼして拭いてしまい、広がってしまった!!
丸洗いとシミ抜きの違い
丸洗いは、着物丸洗い専用の機械を使用して、水は使わず、
専用の溶剤でドライクリーニングをします。
丸洗いしてからしまったのに、久しぶりに出したらシミができている。なぜでしょうか?
実は、丸洗いをしても汗の汚れは落とすことができません。
丸洗いは皮脂、ほこり、排気ガスなどの油性の汚れは良く落ちますが、
汗や雨などの水性の汚れは落とす事ができないのです。
また、カビも丸洗いでは落とせません。
丸洗いしても、カビの菌は残ってしまうため、
カビを叩きだすしみ抜き作業が必要になります。
丸洗いだけでは、汗じみやカビは落ちないのです。
シミの種類
シミの成分は、大きく3パターンに分かれます。
①マジックペン、ボールペン、口紅、ファンデーションなどが油性の汚れのシミ。
②水、ジュース、雨、汗、尿などが水性の汚れのシミ。
③生地が変色してしまったシミ。
生地に汚れが付いたまま、長期間放っておくと、繊維が劣化して黄色っぽく変色します。
何年もタンスにしまいっぱなしで着物に黄色や茶色のシミが出来てしまった、
この場合は生地が変色しています。
①②に比べ、この汚れは落とすのにかなりの時間が必要になります。
将来シミになる部分を見抜く方法
「久しぶりに着物を出してみたら、しまった時にはなかったはずのシミがついていた」
なぜそんなことが起きるのでしょうか?
実は、「汗」が原因で、着た直後はシミがなくても、
後からシミになるというのは良くあるのです。
汗に含まれる成分、脂肪酸はそのまま放置しておくと変色してシミになってしまいます。
汗が付いていて、将来シミになる部分の見分け方をご案内します。
着用した着物や帯、長襦袢を着物ハンガーなどにかけてシワを落とします。
その時、中々とれないシワの箇所が、汗の付いているところです。
そのまま放置しておくとその部分がシミになってしまいます。
汗の着いている箇所はタンスにしまう前に必ず「汗抜き」するのがおススメです。
まとめ
丸洗いをしてしまっていても、シミ抜き(汗抜き)をしていないと、
シミやカビが生えてしまうことがあります。
また、付いてから時間が経ってしまったシミは、
技術のある職人でも落とすのが難しい場合があるので、
心当たりのある方は早めにチェックしてくださいね。
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